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お刺身に添える「つま」の役割のお話…

西宮北インターから近く、有馬温泉から気軽にお越し頂ける距離にある海鮮処ととまつです🚙

今日はお刺身の名脇役『つま』についてのお話です。
料理の主役ではありませんが、主役の風味を引き立て、見た目の美しさも高める「つま」は、食べる
側にとっても、
調理する側にとっても重要な名脇役です。生の刺身から煮物、焼き物、揚げ物まで、魚を材料とするさまざまな料理に欠かせません。

刺身に添えられている大根の千切りのことを、私たちは「つま」と呼びますよね?
しかし、本来これは「あしらい」というもので、切り方や盛り付ける場所によって「つま」「けん」「薬味」の三種類に分けられます。
刺身を食べる文化は古くからありましたが、つまが添えられるようになったのは江戸時代中期以降からと言われています。
江戸時代以前、刺身は「煎り酒」という調味料で食べるのが一般的でしたが、江戸時代に入ると庶民の間にしょうゆが普及しはじめました。
それをきっかけに、刺身の切り方や盛り付け方が進化したことで、あしらいが添えられるようになったと言われているようです。

さてその「つま」の大きな役割はと言いますと、お刺身から出る水分を吸い取り、鮮度を保つ作用があります。
また、大根の持つ独特の辛味成分は、抗菌作用や消化を助ける働きを持っています。
つまり、「つま」はただの飾りなどではなく、お刺身をより美味しく、そして安全に食べるために大切な役割を果たしているのです。
大根のように刺身の下に敷かれるものは「敷きづま」と言うんですよ!

実はこれ以外にも大きな役割があります!

①盛り付けを華やかにする
刺身の下につまを敷くと、盛り付けに高さとボリュームが出て見栄えがよくなります。
ミョウガや菊花など旬のつまを添えると、季節感が出て華やかに仕上げることができます。

②口直しになる
刺身を食べたあとにつまを食べると、口のなかをさっぱりとさせてくれます。
特に大葉やミョウガなどの香味野菜は、香りや食感がよいアクセントになって刺身のおいしさを引き立ててくれます。

そして「つま」の語源は「妻」、つまり奥さんのことだと言われています。
現代の価値観とは少し違うかもしれませんが、昔は「妻」は夫を支える「内助の功」と言われていました。
主役である刺身を支える大事な存在として、「つま」と呼ばれるようになった……そう考えるとなんだか納得できますね(*‘∀‘)

今日はととまつでも当然のように添えている「つま」についてうんちくを書きました💦
その「つま」は大根です。その大根は「ととまつ農園」で栽培しております。
無農薬で自信をもってお出ししています。安心して皆様がお召し上がりいただけるよう心を込めて育てています。
つまを食べることはマナー違反ではありませんから、ぜひ季節のあしらいとして食べてみてくださいね!

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