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当店で扱うマグロの種類と特徴は?

皆さん知ってるようで詳しく知らないマグロについて書いてみたいと思います。
私たちが普段食べているマグロは一口にマグロといっても種類が多く、日本では約7種類のマグロを味わうことができます。
今回は代表的なマグロについて記してみます。


クロマグロ
クロマグロは別名「本マグロ」と呼ばれ、マグロ界の王様として最も人気の高い種類です。
日本近海を含む北太平洋や大西洋で漁獲され、黒く光る魚体と3m近い大きな身体が特徴です。
クロマグロは高級魚で天然物になると1尾で約100万円以上の値が付きます。
高額で取引されることが多いため「黒い海のダイヤ」と呼ばれることもあります。
クロマグロの旬は冬で、鮮やかな赤い身と濃い旨味が特徴です。マグロのうち大トロがとれるのは、
実はクロマグロとミナミマグロだけであり、クロマグロのトロは滑らかな舌触りととろける脂が絶品です。


ミナミマグロ
ミナミマグロは別名「インドマグロ」と呼ばれ、南大西洋の海域で漁獲されます。
ミナミマグロは、メバチマグロやキハダマグロと同じ中型種と呼ばれる種類で、大きさは最大で2.5mほど。
クロマグロに次ぐ高級魚として有名で、大トロがとれる種類でもあります。ミナミマグロはねっとりとした美味しい脂が
特徴で、濃い赤い身は濃厚で甘みがあります。刺身やお寿司で食されることが多いミナミマグロの旬は夏ですが、
近年は養殖も盛んに行われ年中美味しいミナミマグロを味わうことができます。


メバチマグロ
メバチマグロは別名「バチマグロ」と呼ばれ、大きさは最大2.5mほどの中型種です。
メバチマグロは全世界の温暖海域で漁獲され、日本近海で獲れるものはやや小型な特徴があります。
メバチマグロの特徴は、鮮やかなピンク色とさっぱりした味わいです。特に関西地方の方が好んで食されることが多く、
旬は11月〜2月頃となっています。メバチマグロはクロマグロやミナミマグロに比べてトロの部分が少なく、
わずかなトロの部分も筋が多いため刺身には向きません。赤身を刺身やステーキにして食べられることが多いです。


キハダマグロ
キハダマグロは漢字で「黄肌マグロ」と書かれ、全体的に黄色味を帯びた姿が特徴のマグロです。
キハダマグロは、ミナミマグロやメバチマグロと同じ中型種ですが、日本近海で獲れるものは最大1.5m程度と
やや小型なものが多いです。キハダマグロはあっさりとした赤身が特徴で、身質がやや硬めです。
身質がしっかりしていることから刺身にしても形が崩れず、刺身やお寿司として食べられることが多いです。
脂は少ない種類のため、トロはほとんど取れず、缶詰の材料としても使われることも多いです。


ビンナガマグロ
ビンナガマグロは別名「ビンチョウマグロ」と呼ばれ、マグロの中では小型種です。
主に全世界の熱帯・温帯海域に生息し、体長は最大約1.5mほどで日本では北海道のわずかな領域でのみ
漁獲することができます。ビンチョウマグロの特徴は、柔らかい食感とピンク色の身です。全体的に白っぽい
色をしており、回転寿司などでは「ビントロ」と呼ばれることから、トロと勘違いされることがありますが、
実際にはトロではありません。ビンチョウマグロの旬は冬で、冬になると脂がのるため人気が高くなります。
手頃な価格で食べられるマグロとして人気が高く、シーチキンの原料として使われることも多いです。


コシナガマグロ
コシナガマグロは、体長1mほどの小型種で、あまり出荷量の多くない珍しいマグロです。
コシナガマグロは旬が冬で、脂ののった身は刺身として食べられることが多いです。
ただし春や夏の時期に獲れるため、あっさりとした味わいの時期は唐揚げや煮付けなど
調理して食べられることが多いです。コシナガマグロは、主に産地で消費されるため、
あまり出回ることのない珍しい種類です。


 

ちなみにマグロは一生眠らずに泳ぎ続ける魚です。口を開けることによって、
エラを通過する水から酸素を取り入れて呼吸するため、マグロは泳ぐのを止めると窒息してしまいます。

一生のあいだ、一時も休むことなく高速で泳ぎ続けなくてはならないマグロたち…

それぞれに異なる味わいがあり、旬の時期や特徴が異なるマグロですが、
せっかくなら脂の乗ったとろけるような食感を楽しみたいですよね。
当店では最高のものを仕入れ、旬のマグロを一番おいしい瞬間にご提供します!

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